47都道府県自給自足の貧乏日本一周トリップの巻〜

タイトルのまんまでございます。長らく海外生活をしていましたが、実際日本をよく知らない!って事で、日本全国サーフィンあり緑ありで、人に会いに、貧乏サバイバルをしたいと思います。。。どーなることやら

福島県 第一原発周辺

日本一周旅行の目的の一つ。

 

福島、第1原発、震災の現場を自分たちの目で見に行く事。

 

 

もぉ震災から7年が経った。

スマーフは震災の時、すでにオーストラリアにいて経験していない。

 

 

 

私は当時

東京で働いていて、

 

 

地響き、同時に経験した事ない揺れを経験した。

 

その時「あぁ、、こぉして関東は終わるのかも。各々の場所に居る家族に会えなくなるかも」って

机の下でリアルに考えて恐怖を感じたのを

今でも鮮明に覚えている。

 

 

それから、日本中パニックだった。

まだ規制されてない福島のライブ映像は

津波で流されて消えて行く人も映っていた。

 

 

こぉいう時って家族に会いたい。

何十キロも離れた、 お姉ちゃんが住んでる場所まで

どーしても会いたくて、帰宅困難者の一人。

 

すごい数の人達が歩いて

車も1キロ進むのに1時間かかった

 

トイレに行きたくて、コンビニに行けば

行列が出来てるし、

食べ物はもぉ残ってなかった。

 

一度降りたら、車も見失ったし

連絡もつかない。

 

おつりが無くなって、強制的に閉め出すコンビニもあった。

 

日用品しか残ってないコンビニで

やっとの思いでゲットしたのは、紙コップ付きのインスタントコーヒーだった。口にできる物はそれしか残ってなかった。

 

 

姉に会えたのは会社を出てから

6時間後。夜中過ぎ

そんな日だった。

 

 

 

 

 

「気をつけてね」

半端な気持ちや遊び半分で行ってはいけない場所だと

福島に行く何日も前から気持ちは正直

憂鬱、、、

 

 

今でも立ち入り危険区域になっている部分。

f:id:jptrip:20180511113215j:image

 

 

 

 

 

 

いわき市から、北へ。

 

 

 

楢葉町を離れて行くと

第二原子力発電所の看板。

道路の両側は森で見えない、、、

 

 

f:id:jptrip:20180511093126p:image

 

進むにつれて、

壊れたまんまの建物がちらほら、、、

f:id:jptrip:20180511093141j:imagef:id:jptrip:20180511093229j:image

 

 

 

ここから立ち入り禁止区域に、、

 

 

出来るだけ早く通り過ぎなさい。

すごい事書いてある

f:id:jptrip:20180511093251j:imagef:id:jptrip:20180511093306j:image

 

緊張する

 

 

 

通り過ぎて行くお店は

人が居なくなったままの状態。

f:id:jptrip:20180511094703j:image

 

カーナビに映し出される立ち入り禁止。

f:id:jptrip:20180511093325j:image

 

 

 

 

 

進めば進むほど、緊張する。

街が分かる様に変わっていった。

 

道路標識に映し出される

0.8ミリシーベルト

これも本当かどうかは分からない

f:id:jptrip:20180511093358p:image

 

自分達が走っている道路の両脇は封鎖。

f:id:jptrip:20180511093415p:image

f:id:jptrip:20180511093446p:image

 

信号は黄色に点滅したまま。

f:id:jptrip:20180511093843p:image

 

 

 

 

テレビで見るのとは違う。

 

全てがショックだった。

 

 

どれぐらいの時間走ったか分からない。

 

助手席の窓ガラスが曇るぐらい

静かに興奮していた

 

 

 

本当に震災があった場所なのかって最初は分からないぐらいの

草木がもぉ生い茂っていて

無人で色あせたお店とミスマッチな

奇妙な空間。

f:id:jptrip:20180511093601p:imagef:id:jptrip:20180511093623j:image

 

原発の土が大量に置いてある横で花が咲いている。

 

f:id:jptrip:20180511094022j:imagef:id:jptrip:20180511094049j:image

 

 

 

 

本当に、本当にここで

あの何百回とテレビで映し出されていた

津波が起こった場所だ。

 

 

 

 

 

 

 

正直、霊感もない。

幽霊も見たことない。

 

でも

 

婚約相手と生きて帰ろう!と連絡を取ったまま

帰らなかった人、

家族を1日で失った人達、

泣く泣く死んでしまうのは分かってても、愛犬だけを残し避難した人達

 

 

 

うまく伝えられないけど、

沢山の人達のあの日の逃げ惑う緊張感、恐怖、悲しみ、

いろんな思いが流れてきた。

 

双葉に入ったあたりから涙が止まらなかった。

 

 

 

横に居たスマーフはずっと頭痛が止まらなかったらしい。

 

 

 

 

 

オーストラリアで出会った二十代前半の男の子はこの地震の当事者だった。

まさに、原発の近くで作業していたらしい。

 

親戚や友達は亡くなった。

 

日本はこんなになっても強盗がない。すごい国だ!なんてネットでは流れていたけど、

 

実際は強盗、窃盗、強姦

 

夜は布団の横にバットを置いて一人で眠ったらしい。

 

1日で変わってしまった町で

ブヨブヨになった水死体の横を歩きながら

 

ガソリンを求めて

町中に残っている車からガソリンを抜いて

彷徨ったらしい。

 

国からの保証は多少ある。

でも

「僕の身体は被曝してます」

 

 

 

衝撃だった。

それが現実。

 

 

私達は知らないだけ。

何となく風化していって平和ボケしているだけ。

 

 

 

 

テレビではもぉあまり触れなくなった場所だ。

自分が想像していたよりも、自然は生きていたし

街は止まったままだった。

言葉が出ない。

 

f:id:jptrip:20180511093833j:image

 

自然の脅威を

自然の凄さを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、立ち入り禁止区域からほんの数十メートル離れた所には

住民の人達が住んでいる。

力強さを感じた

f:id:jptrip:20180511093907j:image

風力発電、火力発電、太陽発電。

f:id:jptrip:20180511140606j:image

 

 

海沿いは福島から宮城まで

まだまだ

震災後の工事中。閉鎖されてる所だらけ。

 

 

震災のお墓も沢山ある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日見たのは、ほんの一部に過ぎない。

でも

自分達で見なければ

分からない現実。感じない事。

 

 

 

あそこに住むたい、こーしたい、

これはしたくない、嫌だ、やろうと思ってるけど出来ない

 

そんな悩みも生きてるからある

幸せな事だ。

 

 

 

 

来てよかったと思う。

 

 

ただただ、

精一杯生きなきゃ。

と思った。

自然をなめてはいけない。

 

自分達は生かされている。

 

 

 

そぉ思った日でした。